学校長あいさつ
就 任 挨 拶
四日市西高校ホームページへ、ようこそお越しいただきました。
本校は校名のとおり、四日市市の西部、桜町に位置する学校です。昭和50年(1975年)に開
設された普通科高校です。桜町の地名のとおり、本校のすぐ北を流れる矢合川の堤や、川に面
した本校の土塀には多くの桜の木が植えられています。また 学校の周辺にも多くの桜並木が
あります。令和2年(2020年)の4月、学校の周囲が桜色に染まる季節に、 四日市西高校に校長として着任しました。
春を告げる桜の開花や明るい光とは裏腹に、今年の春は歴史と記憶に残る春となることは間違いありません。言うまでもなく新
型コロナウィルスの感染拡大防止による休校措置がとられ、さらには世界的にも感染が拡大し、WHOはパンデミックが加速して
いるとの見方を示しました。2020東京オリンピック、パラリンピックが延期にもなりました。日常生活や学校生活、経済活動にも
大きな影響を及ぼし、先が見通せない暗いトンネルに入った気分に日本中が覆われているような感があります。
こうした状況の中、改めて、学校生活をはじめ、当たり前のように日常生活を送ることができることに感謝の気持ち、「ありがとう」
という気持ちを持つことの大切さを痛感しました。「ありがとう」は仏教用語の「有り難し」が語源です。有ること自体が難しい。
今ここ人として生きている、命のあること、生活できることが本当に多くのことが重なり、まさに奇跡であるともいえるのでのす。学
校の当たり前の大前提は人が集う場であるということです。他者と関わることによって、当然ストレスもありますが、他者からの承認を得て自己肯定感を伸ばし、他者と共に生きる力を涵養することができるのです。
学校の持つこうした力を基盤に、学校創立以来、新たなコースを立ち上げ、学校の特色化に取り組んできました。平成7年(1995年)には比較文化・歴史コース、平成15年(2003年)には数理情報コースを新設しました。北勢地区を代表する普通科高校として特色ある学校づくりに取り組んでいます。本校は「自主・自律をモットーに地域から信頼される活力ある進学校を目指す」ということを学校の基本理念としています。「自主」とは自ら進んでやること、「自律」とは自分の行動を自らの考えの軸によって自制することです。「自主、自律」 によって人は大きく変化、成長できるのです。
最後に、当たり前の学校生活、日常生活を送ることができることに感謝の気持ちを生徒も教職員も持ち、教職員一同で生徒のみなさんの成長、夢や希望の実現に向けて、しっかりサポートしていきます。生徒、保護者、地域のみなさまの期待に応えられる学校として進化し続けていきます。今後とも、ご理解、ご支援をよろしくお願いします。